医療事務の勉強をするときに、重要なのが教材選びです。医療事務資格に関する本は、正直なところ安くはありません。買ったけど全然合わなかった、というのは悲劇でしかありません。
ちょっと待って!医療事務の要、診療報酬は2年に1回改定があるんだ!点数が変わるし、最新のものを買うのが最大の近道だよ!
本屋にはたくさんの本が売っています。その中から必要なものを選び、使いたおした先に合格があります。
専門学校や通信教育であれば合格に向けた教材一式をすべて与えられます。しかし、独学を選ぶ方の多くは、金銭的な負担を抑えたいという理由が大きいと思います。
医療事務の資格試験が資料の持ち込みが可能な試験だからといって、持ち込めば受かるものではありません。
なんでや!テキストに答えが全部書いてあるんやろ?余裕やん
英語の辞書が持ち込みOKな試験だから単語を覚えずに試験を受けたらどうなると思う?試験時間は足りるかな?
必要な教材を自分が使いこなしやすいようにアレンジし、事前の問題集を解くことで使いなれてこそ、合格への近道になります。
必要最低限の負担で、必要な教材を選ぶための情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてください!
絶対必要な書籍3選!(おすすめレベル★★★★★)
診療報酬請求事務能力認定試験の勉強に絶対に必要な書籍です。これらは必ず最新版を購入してください。

1位:診療点数早見表
通称『点数表』と呼ばれ、英語を学ぶときの辞書。試験のためだけでなく、医療事務のお仕事の現場でも必須なので、買っても損はありません。
医学通信社の点数表はとても見やすく、どこを改定したかもわかるようになっています。最低でも改定がある2年おきに購入する必要があるでしょう。

2位:受験対策と予想問題集
過去問(改定に対応編集済)とテキストがまとめられている1冊です。 過去問は最新版に対応するために、編集部で改訂されています。
実践的な実技問題はしっかりやり込んだ方がよいでしょう。
別冊付録は、重要な項目が完結にまとめられた冊子で、実技試験を解くときに辞書的な『点数表』から探すよりも時間を短縮することができます。

3位:ひとりで学べる診療報酬請求事務能力認定試験テキスト&問題集
医療系の知識もなく、社会保険の知識もまったくなくの初心者向けに本当に基礎の基礎から、丁寧にわかりやすく解説しています。
これから勉強を始めようとしている方のためのテキストになります。正直、問題集としてはかなり少ないので、この一冊だけでの合格は厳しいです。
医療事務の勉強を始めて最初の方に挫折してしまった人におすすめしたい一冊です。
あった方がよい書籍(おすすめレベル★★★★☆)
絶対必要とまではいいませんが、あったらいいなという書籍です。資格の勉強を進めていく中で、苦手分野が見えてきたら必要に応じて購入する感じで大丈夫です。

1位:診療報酬・完全攻略マニュアル 2022-23版
レセプト作成の実技試験に役立つ1冊。
診療報酬の辞書である『点数表』の中から、レセプト作成に必要な項目のみを抜き出し、詳しく解説されています。
独学でつまづきやすいところが丁寧に解説されているのでおすすめですが、少しでも金銭的な負担を減らしたい人は『点数表』だけでがんばりましょう!

2位:医療事務 診療報酬請求事務能力認定試験合格テキスト&問題集
必須書籍2位の『受験対策と予想問題』と同じタイプの書籍のため、いずれかのみで大丈夫です。
本屋さんで内容をパラパラと確認してみて、自分の好みでチョイスしてもオッケー!
※ 私自身は『受験対策と予想問題』を購入して受験したため、★4の書籍2位にランキングしています。

3位:レセプト作成テキストブック
実務の現場では、レセプト作成はレセコン(レセプトコンピュータの略)を使用するため、手で書きおこすことは、まずありません!
しかし、診療報酬請求事務能力認定試験には、実技試験としてレセプト作成があるので、初心者にとっては助かる一冊。
読んだだけでレセプト作成はできません!手を動かして練習していく必要があります。
ワンランクアップする本(おすすめレベル★★★☆☆)
医療事務の資格試験では直接的には不要です!(試験対策として間違って購入をしないようにご注意ください)
医療事務としてキャリアの中で、ワンランクアップを目指す人のための書籍です。

1位:医療従事者のためのわかりやすい公費負担の知識
医療事務関係の資格試験では、公費負担に関する知識はちょっとしか出ないにも関わらず、医療の現場(窓口)で「公費負担医療」に関する業務は頻発します。
一読しておくと、いざ現場に出たときに「ナニソレ?」状態でオロオロすることもなく、周囲の医療事務員と差をつけられること間違いなしです!

2位:診療報酬Q&A 2021年版
医療事務の現場で抱く疑問がQ&Aとして多数掲載されています。
初歩的な疑問から「医療事務あるある」な疑問、十年以上のベテランの「知らなかった!」まで対応していてオススメ。
手元にあると確実に役立つ一冊なので、医療事務として働くことが決まったら買って損はありません。

3位:訪問診療・訪問看護のための在宅診療報酬Q&A
町の小児科や眼科、耳鼻咽喉科で働く場合は不要です。
お医者さんが患者さんの自宅や施設に訪問して診療を行っている地域密着型の病院や、患者さん自身が在宅で治療するタイプ(糖尿病など)の診療を行うクリニックの場合は必須の一冊です。
「在宅」はまだまだ新しく、詳しくなれると確実なスキルアップになること間違いなしです!
まとめ
いかがでしたか?このページで紹介した書籍を全部定価で購入すると27,170円になってしまいます…。
金銭的な負担を減らすために独学を検討されている方でも、通信教育も検討にいれてみた方が良いかもしれませんね!
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