【図解でわかる】被保険者とは?
被保険者(ひほけんしゃ)とは
公保険や私保険による補償やサービスを受ける人。損害保険では、保険事故が発生したときに保険金の支払いを受ける権利を有する者。生命保険では、その人の生死が保険事故とされる者。⇔保険者
出典元:デジタル大辞泉(小学館)、Weblio辞書
のことをいいます。もっとわかりやすく言うと、
保険という仕組みの中で、お金を出し合って、サービスを受ける人たちのこと
をいいます。
保険とは何か?
そもそも保険とは何でしょうか。小学生に保険って何?と聞かれて答えられますか?
です。
保険には、健康保険、介護保険、雇用保険、医療保険、火災保険、自動車保険などの種類があります。それぞれどんなリスクがあるかというと、
健康保険や医療保険
→ 病気になるリスク
介護保険
→ 介護が必要になるリスク
雇用保険
→ 失業するリスク
火災保険
→ 地震や家事で家を失うリスク
自動車保険
→ 自動車事故により人にケガをさせたり、物を壊したりするリスク
これらのリスクをみんなで分かち合う仕組みが、保険です。
具体的にどうやってリスクを分け合っているかというと、常日頃からお金を出し合っておいて、…
そして、必要になったとき(保険が決める条件を満たしたとき)、お金を受け取ることで、リスクを分かち合っているのです。
必要になったとき」という条件が保険ごとに細かく決められていて、民間の保険では「契約」をすることでお互いに合意します。
この保険という仕組みの中で、
というのです。
オマケ)被保険者と被扶養者
日本には、いろいろな保険の種類があり、病院に行ったときに使うのが健康保険(公的医療保険)ですが、健康保険では被保険者のほかに被扶養者という考え方があります。
(↓健康保険って何?っていう人に向けて、こちらの記事で詳しく説明しています)
被扶養者とは、保険料を納めている被保険者本人に扶養されている人のことです。たとえば、養われている子どもや専業主婦・夫、お年寄りなどですね。
被扶養者は、保険料を納めていなくても資格を持っていて、病院に行って医療サービスを受けることができます。
被扶養者については、また別の記事で説明しますね!
さて、いかがでしたか?医療事務の勉強をしていると「保険者」と「被保険者」は頻繁に登場します。最初は慣れない表現で戸惑うかもしれませんが、頻出しすぎて絶対に慣れるのでご安心ください!